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7区分・200質問で判定
市場価値測定研、ネット活用
転職希望者向けに能力測定診断サービスを提供する市場価値測定研究所(東京・目黒、藤田聡社長)は企業向けに社員の能力を評価するシステムを開発した。インターネットを使い多面的に深く能力を測れるのが特徴。社員教育支援も提供、人事組織が手薄な中堅・中小企業向けに売り込む。将来は個人向けのサービスとしても提供する。
新サービス「統合型市場価値測定プログラム」は社員の能力を客観的に測定するのが狙い。同社が開発した評価手法「セブンレイヤーズ・モデル」を活用する。
契約企業は社員にインターネットを通じたテストを実施、ビジネス上で必要な能力を7区分に分け、約200項目にわたる質問の答えから社員の到達度を測定する。
人事管理者はテスト参加者の評価結果をネットで閲覧でき、ビジネスの基礎能力や性格、ストレス耐性など特性ごとに社員個人や会社全体の人材の能力バランスを把握できるという。テストはネットのため実施時間を自由に設定でき、社員への負担も最小限にとどめられるという。
市場価値測定研究所では評価結果に基づいた人材教育計画や人事計画などの策定も支援。適材適所の人事が可能になる総合的な支援サービスを提供していく考え。中堅・中小企業への普及を図るため、価格は一人当たり5千円とし、これまでのカウンセリングなどを一体にした料金より安く設定した。
同社は1997年の設立。これまで、転職を希望する個人と大企業向けに能力測定サービスを提供、日立製作所なども同社の顧客。中堅・中小むけにもサービス対象を広げることで事業拡大を急ぐ。 |
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