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No.79 2003年11月3日号
会社選びのポイント

━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
                                                   No.79 2003年11月3日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田 聰
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                             会社選びのポイント
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  転職を前提とした会社選びのポイントを考えていきたい。筆者は転職経験が二
回ある。転職した際、カルチャーショックを受けたことは鮮明に覚えている。多
かれ少なかれ、読者の皆さんも同じように感じたであろう。

  新卒で最初に入った会社は日本アイ・ビー・エム。当初よりコンサルタントと
して、将来独立することも視野に入れていたので、一定の距離感を持ってあの巨
大組織と対峙したつもりだった。しかしながら、いざ、転職して見ると、完璧な
までにIBM社の思考行動形式が身に付いていることを知った。完敗であった。

  つまり、物理的・空間的に、大部分の時間を所属会社に費やすので、意識する、
しないに関わらず、体に染み付いてしまうということを忘れないでほしい。そう
いった意味で、会社選びを考える時、仕事内容は当然のこととして、環境という
風土的・文化的側面は非常に重要であると私は考えている。

  当社の市場価値測定テストの結果を見ても、一流大学を出て、日本を代表する
名門大手企業に就職した方と、中堅大学を出て、成長著しいベンチャー企業に就
職した方とを、比較すると、3年もすれば、得点の逆転現象が起こっている。

 指示通りこなしていけば成り立つ環境に身を置くことと、主体的に考え、行動
し、切り拓いていく以外に道はないという環境に身を置くことでは、圧倒的に競
争力や進化のスピードが変わってくる。スポーツの世界での“アマ”と“プロ”
の違いほどの差に匹敵するかも知れない。

  筆者の場合、IBM在籍時に、大学院で経営管理全般を学び、その後、PAO
SというCIコンサルティング会社に転身した。ハードからソフトへ。サイエン
ス(再現性の知)からアート(一回性の知)へ。そこでは全く異次元の強烈な価
値観が存在した。当然、思考行動形式からオペレーションスタイルに至るまで違
った。

  今考えると、異文化との接触により、新しい自己創造への契機になったことは
言うまでもない。よって、“自己を進化させる場”として、企業選びをすること
をお奨めしたい。所詮、組織である以上、本質的に変わりはないもの。あくまで
も自分が主人公である。

 これからのビジネスマンは理念やビジョンが明確で、目標設定の高い職場環境
に身を置く事が将来への財産となるであろう。専門家もしくは起業家として道は
拓けていくだろう。
                                                                      了


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