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No.32 2001年11月19日号
24時間働いていますか?

━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
                                                  No.32 2001年11月19日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田 聰
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                        24時間働いていますか?
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 読者の皆様はキャリアデザインをどのように考えられているでしょうか?この
ところ、経営トップや人事の方と打合せをしておりますと、経営側も個人側も
“待ったなし”というところまで来ているような感がします。社員教育でも、今
までのような余裕はないということでしょう。

 これまでの企業は終身雇用を前提に、その会社で必要なスキルの獲得のため、
階層別教育を軸に教育の設計をされてきました。ところが、このところ大きく変
容してきています。定年までという前提が崩れている今日、必要なのは“今、何
が出来るか”という即戦力性です。また、これからは個人の側も当事者として、
自分のキャリアを考え、何が自分にとって必要かを自ら選ぶ時代と考えるべきで
しょう。企業はその会社で必要なスキルを体系化し、メニューを提示し、個人は
その中から選択していくイメージです。自分にとって必要なものがそのメニュー
にない場合、他の教育機関等でメニューを探し、参加していくスタンスが必要で
しょう。

 国産系の社員と外資系の社員を比較すると、前者は雇う、雇われるという関係
性、あくまでも会社に定年まで身を委ねるという帰属社会、後者は売る、買うと
いう関係性、能力を売買する契約社会に身を置いています。よって、自己啓発の
スタンスが異なります。外資系の社員はチャンスがあればキャリアアップを図る
ことを念頭に、絶えず汎用性の高いスキルの獲得に努められております。マイン
ドの点で大いに見習うことがあるでしょう。

 残業然りです。国産系企業では、“残業は美徳である”という風潮がありまし
た。精神主義やガンバリズム。確かに、他のメンバーが遅くまで仕事をしている
と早帰りしにくいですね。会社勤めの頃、筆者もそうでした。チームワークを重
んずる日本人の集団的な特性といえるかも知れません。

 逆に、アメリカに代表される外資系企業では、残業をしている人は仕事が出来
ないからというような考え方があります。今から15年程前ですが、ニューヨー
クのマンハッタンにあるIBMに、或る方とアポイントメントがあり、確か午後
6時過ぎに訪問しました。その方以外、広いオフィスに残っている人がおりませ
んでしたのでビックリした経験があります。

 タイムマネジメント(時間管理能力)は生産性を考える上で、非常に重要なマ
ターといえます。

 よく“人の3倍働け”といわれますね。筆者も父親、師匠、先輩等、周りの方
からは言われてきました。或る時考えたのは、通常9−5(ナインtoファイブ)
の8時間の3倍、24時間働くということで、これですと、寝る時間がありませ
んね。よく、金融機関等の比較的忙しい会社の社員の方は“7−11”で働くと
いいますが、これはあくまでも量的な意味合いでしょう。

 3倍の捉え方ですが、量を1.5倍、質を2倍、実質3倍ということでやって
きました。“7−7”−量は12時間、質は2倍という考え方です。これ以外の
時間は自己啓発−読書や専門スキルや資格等の勉強、健康管理のための定期的な
運動、人脈の開発(研究会、異業種交流)等々、これからのビジネスプロフェショ
ナルは、人間としてのトータルバランスが必要ではないでしょうか?


                                                                    了。

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