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No.10 2000年12月18日号
新世紀に向けて−ネットワーク社会における行動指針

━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
                                                  No.10 2000年12月18日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田 聰
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           新世紀に向けて−ネットワーク社会における行動指針 
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 今回は20世紀最後のコラムです。21世紀を生き抜く指針となれば、筆者と
しては嬉しい限りです。

→ポイント1.まず、発信せよ!
 これからの組織形態は、ピラミッド型のヒエラルキー構造からフラットなネッ
トワーク構造に変容していくでしょう。このようなネットワーク社会において、
組織力を高める視点として、個として自立(自律)し、そして、適格な相手と連
帯することが重要です。個は言わばネットワークのノード(連結点)のように、
“情報の受発信基地”として、存在することが求められるのです。そのためには、
まず発信することです。その発信した蓄積により受信できるようになります。先
進のマーケティング手法である「パーミッションマーケティング」のように、イ
ンターネットをベースとして、(潜在)顧客の目的に応じたメール配信等を定期
的に行い、顧客を創造し、密接な関係を構築していくという手法は典型例といえ
ましょう。

→ポイント2.自立せよ!
 ネットワーク社会で生き抜くために、ビジネスマン個々人は「自立」すること
が必要です。自立するためには、何事にも当事者意識(sense of ownership)を
持つことが求められます。指示待ちの姿勢では評価されません。“仕事は自ら創
るもの”というように自主的に考えることが大切です。経営資源は人、モノ、金、
情報、知識、時間等を意味しますが、これからの個はそれらの資源をバランスよ
く組立て、管理していく必要があります。つまり、経営者の発想です。当然のこ
とですが、エクセレントカンパニー、ビジョナリーカンパニーと称される企業は
いつの時代でも変わらないバリューを基盤に、時代に即応したビジョンやストラ
テジーをしっかりと策定しております。今後は個人のレベルにおいてもこれらが
求められるのです。それが無い故に、個は組織に帰属せざるを得ない訳です。高
度経済成長期においては、組織自体が成長しましたので、その中に帰属した個人
も成長出来た訳です。ところが、低成長下である今日、それが成り立たなくなっ
てしまいました。所属組織のために滅私奉公する“サラリーマン”はもてはやさ
れたのは過去の事象です。来るべき21世紀は自立した“ビジネスプロフェッショ
ナル”でなければ通用しないでしょう。

→ポイント3.専門性を磨け!
 更に、需要と供給の関係で、価格が決定する訳ですから、大きな需要があると
ころに、唯一の供給者として位置付けることが出来れば所謂“一人勝ち”となり
ます。つまり、一芸に秀でること−卓越した専門領域を築くことがネットワーク
社会において重要です。専門性の高い人は存在価値が高まります。組織の内外か
ら、お声が掛かる回数が増えます。プロジェクト等の仕事をこなせばこなすほど、
スキルアップが図られ、ますます差がつくのです。よって、従来型の固定的な階
層型組織と違い、上も下も存在しないネットワーク社会では、四方八方からお声
が掛かるので、アクセス数は従来型組織の何倍、何十倍になり得ます。逆に、突
出したものがなければ声が掛からず、その結果として革新的なスキルアップが図
れません。よって、これからは経済的な格差(デバイド)が今まで以上に大きく
なることが想定できます。

→ポイント4.オープンであれ!
 ネットワーク社会では、その人への情報のアクセス数や頻度によって価値が図
られます。現象面として、多くアクセスのある人とあまりない人では基本的なス
タンスの違いがあります。何故、或る人には情報が集まり、また、或る人には情
報が来ないのでしょう。結論として、自己を客観化出来ているかどうかです。換
言すれば、自己の限界を知っているかどうかということです。限界を知っている
人は自らの強みを組織に活かし、それ以外は出来る人に委ねるのです。個人レベ
ルのアウトソーシング(外製化)といえるでしょう。逆に、限界を知らず、自己
を過信している人は、“なんでもかんでも自分で”という発想をされます。いく
ら逸材でも、個人としての限界があります。つまり、発想において、オープン
(開放系)かクローズド(閉鎖系)の違いです。ネットワーク社会を生きるため
には、オープンなスタンスで間口を広くし、お互いが相乗効果を生むべく補完関
係を築くことこそが肝要なのです。

以上、来るべき21世紀のネットワーク社会の中で、みなさんにとっての行動指
針としていただければ幸いです。                                                    


「ネットワーク社会における行動指針」

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                    →ポイント1.まず、発信せよ!
                    →ポイント2.自立せよ!
                    →ポイント3.専門性を磨け!
                    →ポイント4.オープンであれ!

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                                 Merry Chiristmas & a Happy New Century!

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