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No.9 2000年12月4日号
「あの時、あの言葉」−価値のある言葉

━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
                                                    No.9 2000年12月4日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田 聰
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「あの時、あの言葉」−価値のある言葉
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 早いもので12月になりました。20世紀最後の1ヶ月です。来るべき21世
紀を控え、筆者はこの1ヶ月間をこれまでのレビュー(現状認識)と今後のビジョ
ン策定(未来設計)に費やしていく所存です。仕事に忙殺される毎日。なんとか
じっくり考えたいものです。

 昨日、当社のインターン生の諸君と話をしていて、これまで筆者が語った話の
中で、インターンの諸君が印象に残った1つの言葉について記したいと思います。


☆プレイバック−大学1年生

 筆者は大学時代、様々なアルバイトの経験をしましたが、1年生の時、アルバ
イトをしていた或るレストランでのエピソードです。西新宿の高層の1つNSビ
ルがオープンした際に出来たレストランでの話です。そのレストランは、関西に
拠点を置き、アメリカにも支店があるレストランで、かなり大箱のアメリカンカ
ジュアルレストランでした。横に長いレストランで、左側が鉄板焼き(アメリカ
で有名なベニハナのような感じ)、真ん中がバー、右側がカジュアルレストラン
でした。小生は主に右側のレストランを担当しておりました。当時の構成メンバー
として、店長以下、次長、店員、コックさん、学生アルバイトを入れ、2、30
名程度は常時入っておりました。丁度、日本人が半分、外国人が半分という構成
で、アメリカ人、フランス人、デンマーク人、韓国人等々、人種の坩堝という感
じでした。

 さて、事件当日です。店がオープンして3ヶ月くらいでしょうか。店自体は順
調に客が集まり、売り上げは順調であったと考えられます。味は然る事ながら、
雰囲気も当時としてはかなり洗練されていました。最新鋭のレーザーディスクも
店の各所に設置されておりました。当時はよく、シャカタクの「ナイトバーズ」
がかかっていたことを記憶しております。(読者の方で“わー、懐かしい”と反
応していただけれる方が一人でもいれば。。。)

 かなり忙しい時期であり、店長や厨房のコックさんや店員の中でやや鬱積した
空気が出てきた頃です。店長は叩き上げの23歳でした。会長に見込まれ、戦略
店舗の店長に抜擢された方です。筆者らは学生の身分で20歳前後でした。よっ
て、店長とあまり年齢はかわりません。当然、社員や店員は30代、40代の方
も多く、人事上、色々とご苦労があったかと存じます。閉店後、食事をみんなで
採るのですが、何かのきっかけで店長と30代のコックさんと口論になりました。
コックさんは元xxx系の方で仁義を重んずる方でした。情が厚く、慕われてい
る方でした。若い店長は料理も作りますので、所謂プレイングマネジャーです。
仕事人でやや冷徹な感のある方でした。結局のところ、社員、店員の多くの方ま
でが入る大乱闘となりました。構図としては、経営者側と従業員側というありが
ちなパターンでした。

 その最中で、厨房で韓国人のチーフのコックさんが行った言葉が印象的でした。
そのコックさんは寡黙な方で黙々と料理を作っている職人肌タイプです。あまり
人とお話はしません。一連の騒動が終わりつつある頃、いたって冷静な顔をされ
て、たまたま近くにいた筆者に、
 「上に立つ人間は嫌われなくてはならない。しかし、憎まれてはいけないんだ」
と小さな声でいうのでした。的を得ています。この微妙なニュアンス。事ある毎
に思い出す大切な言葉です。

 確かに、上に立つ場合、いちいち言いにくいことも言わなければなりません。
やや煙たがれる程度、厳しくないといけないでしょう。ただ、時として、成果や
貢献に対して、誉めることも必要です。

 読者の皆さん、いかがでしょうか?ご自身に振り返り、考えて見て下さい。
「嫌と憎のマネジメント」をじっくり考えてみてはいかがでしょうか?


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□ ビジネスリーダーへの名言
「上に立つ人間は嫌われなくてはならない。しかし、憎まれてはいけないんだ。」
(某韓国人のチーフ)
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